
天使(左)
作品情報
ストーリー
祭壇画の左上の隅にいたこの天使は、1917年、反対側の隅の相棒と同じ年にナショナル・ギャラリーに入り、二人は1世紀以上を経て再び並ぶことになった。こちらは、1866年からたびたび展覧会に貸し出していたサマーズ卿から購入されたものだ。
赤外線写真には、描き手が考えを変えた跡が残っている。人物の背後にたなびく緑の衣は、はじめは別の形に描かれ、彩色の段階で改められた。緑の下には黄色の層があり、これは左下の聖ママスの姿に見られるのと同じ色の重ね方である。この共通する手法が、天使をペゼッリーノ本人の作とみる理由の一つになっている。


