
天使(右)
作品情報
ストーリー
この天使は、ピストイアの祭壇画の右上の隅を、体を中央へ伸ばして飛んでいた。18世紀の終わりに祭壇画が切り分けられると、飛ぶ二人の天使はどちらもフィレンツェのロンバルディ家の手に渡り、そこから別々にイギリスのコレクションへ入った。
イギリスでは、二人ともマザッチョの作と考えられていた。1420年代に若くして亡くなり、新しい様式の創始者として尊ばれたフィレンツェの画家である。この天使も1893年、マザッチョの名でロンドンのニュー・ギャラリーの展覧会に貸し出された。現在の技術調査では、二人の天使はどちらもペゼッリーノ本人の作である可能性が高いとされる。最後の個人所蔵者ブラウンロー伯爵夫人は、1917年に遺言でこれをナショナル・ギャラリーに遺贈した。


