
Shonagon · PD
アンテア
作品情報
ストーリー
この若い女性が誰なのか、実のところ今も分かっていない。「アンテア」という呼び名は後世につけられたもので、当時ローマにいたとされる高級娼婦の名にすぎない。描いたのは、盛期ルネサンスの後に現れた優美で技巧的な様式、マニエリスムを代表するパルミジャニーノである。1535年ごろの作。肩には手長貂の毛皮を掛け、大きな瞳でこちらを見つめる。指の長い手や、少しねじれた首の角度に、この画家らしい引き延ばされた優雅さがにじむ。金糸の刺繍やイヤリングの一粒までが、驚くほど克明に描き込まれている。




