
Parmigianino · PD
長い首の聖母
作品情報
ストーリー
1530年代、盛期ルネサンスの完璧な均整は、すでに一世代前のものになりつつあった。若い画家たちは、わざと引き延ばした優美な人体を競って描き始める。パルミジャニーノのこの聖母も、その一つだ。マリアの首は白鳥のように長く、指はほっそりと伸び、膝の上で眠る幼子は不釣り合いなほど大きい。右手には奇妙に細長い一本の柱が立ち、その足元では小さな預言者が羊皮紙を広げている。左では天使たちが身を寄せ合う。実はこの絵は未完のまま画家が世を去り、柱がどこへ続くのかも決まらないまま残された。優雅さと居心地の悪さが同居したまま、画面は止まっている。





