
Paul Cézanne · PD
ラ・デュランヌの木々と家々
作品情報
ストーリー
2025年5月から9月にかけて、この絵は東京の三菱一号館美術館で展示された。日本に来るのは初めてではなく、1998年から翌年にかけても、オランジュリー美術館の名品展の一点として各地を巡回している。セザンヌがエクス=アン=プロヴァンス近郊でこれを描いたのは1885年から翌年ごろで、同じ眺めを描いた作品はほかにニューヨークとオスロにも一点ずつある。最初に扱った画商アンブロワーズ・ヴォラールは、在庫台帳に「冬の効果」と記した。葉を落とした木々の枝越しに、赤い家が何軒か見える。その後ベルリン、ニューヨーク、スイスの収集家の手を経て、1936年に画商ポール・ギヨームの未亡人ドメニカが購入し、1963年にフランスの国有コレクションに入った。描かれた場所は、2014年にセザンヌ協会の研究者が発表した調査によって、ラ・デュランヌと呼ばれる土地だとされている。




