
フローラの胸像のあるアルカディア風景
作品情報
ストーリー
ヤン・ファン・ハイスムはイタリアへ行ったことがない。花の絵で名を馳せたこのアムステルダムの画家は、実際に旅をした仲間の画家たちの素描や絵をもとにこの南国の風景を組み立て、彼らの絵と同じ温かな金色の光で満たした。森の空き地では、女たちと羊飼いたちがローマの花の女神フローラに供物を捧げている。女神の胸像は木陰の高い台座の上に立つ。その先では小川が古代の町へと流れ、町の背後には岩山がそびえる。画面左下の署名には、アムステルダムで1724年から1725年にかけて描いたと書き添えられている。この絵にはまったく同じ大きさの対作品があり、そのもう一枚のアルカディア風景も同じくマウリッツハイス美術館に収められている。




