
漁師のいるアルカディア風景
作品情報
ストーリー
1707年、リエージュ生まれでアムステルダムで活動した画家ジェラール・ド・レレスが、画家のための分厚い手引書『大絵画書』を出版しました。彼はそのなかで、神殿や墓碑、羊飼いのいる古代風の風景を、ありふれたオランダの田園風景より上に置きました。その後の数十年、こうした風景画はアムステルダムで買い手を見つけ、ヤン・ファン・ハイスムも花の絵のかたわら、いくつか手がけています。
この絵では、その理想が一つずつ組み立てられています。手前では漁師たちが湖のほとりで働き、右には古典的な神殿がそびえ、その奥には町とも神殿群ともつかない建物が広がります。左では羊飼いが群れを追っています。ファン・ハイスムは左下の岩に「Jan Van Huysum fecit」と署名しました。




