
Claude Monet, Arrival of the Normandy Train, Gare Saint-Lazare, 1877. Wikimedia Commons. · PD
サン・ラザール駅、ノルマンディー行列車の到着
作品情報
ストーリー
1877年、モネはまじめな画家がやろうとはしないことをやってのけた。近代の鉄道駅を主題に選んだのである。彼はサン=ラザール駅のそばに小さな住まいを借りた。この終着駅が結ぶ先のノルマンディーこそ、彼が戸外で描くことを覚えた土地だった。伝えるところでは、彼は駅にかけあって列車を止めさせ、蒸気を多めに吐かせて、そこを通り抜ける光を観察したという。この場所からおよそ十数点の眺めが生まれた。ノルマンディー行きの列車が鉄とガラスの大きな上屋の下に入ってくるこの一枚は、その春の第3回印象派展のために大急ぎで仕上げた八点のうちのひとつだった。ホームで待つ人々の青い外套が、蒸気のなかへ溶けていくさまに目を留めてほしい。




