
Claude Monet, Garden at Sainte-Adresse, 1867. Wikimedia Commons. · PD
サント・アドレスの庭
作品情報
ストーリー
1867年の夏、金銭的に苦しかったモネは、ル・アーヴル近くのサン=タドレスにある親戚の別荘に身を寄せていた。彼はそのテラスを、色とりどりの花壇と、風にはためく二本の三色旗とともに描いた。パナマ帽をかぶって腰かける人物は、モネの父だという。海には帆船と、煙をたなびかせる蒸気船が浮かび、当時の海辺の行楽の一日がそのまま切り取られている。モネは高い視点から、テラスと海と空を三つの平らな色帯のように並べた。この構成は、当時のパリで人気を集めていた日本の浮世絵を思わせる。モネ自身は手紙のなかで、この絵を「旗のある中国風の絵」と呼んでいる。




