
Paul Gauguin · PD
野蛮な詩
作品情報
ストーリー
1896年、ゴーギャンは二度目のタヒチにいた。病を抱え、金にも困っていた頃である。ここに描かれているのは、彼が自分で組み立てた一つの宗教だ。座って翼をもつ女は、キリスト教の天使と、写真で見知った仏教の像とをあわせたものであり、傍らの黒い獣はタヒチの偶像の代わりを務めている。形は平らなまま、太く暗い輪郭で囲む。ブルターニュ時代から持ち越した描き方で、全体を暖かい赤と深い影に沈めた。より重い話は、画布そのものが語っている。材料に事欠いた彼は、すでに仕上げた絵の上に描き直しており、ハーバードの修復家が表面の下を探ると、そこに埋められた前の場面、馬に乗る人々のいる風景が見つかった。




