
水浴するバテシバ
作品情報
ストーリー
この絵の前に立つ私たちは、ダビデ王の位置にいます。聖書によれば、王は宮殿の屋上から水浴びするバテシバを見て、心を奪われました。コルネリス・ファン・ハールレムは王の姿を描かず、王の視点から場面を描いたのです。遠くの小さな城だけが、その存在をほのめかしています。バテシバは水辺の縁に腰掛けています。侍女のひとりは背を向けて水の中にひざまずき、もうひとりの若い黒人女性はまっすぐこちらを見つめます。1594年当時、ネーデルラント北部に暮らすアフリカ人はごくわずかで、彼女がこれほど目立つ位置を占めるのは、この時代の絵画では珍しいことです。左の暗がりには、裸婦の姿をした噴水があります。左下には画家の組み合わせ文字と年記が記されています。




