
Jean-Honoré Fragonard · PD
目隠し鬼
作品情報
ストーリー
ジャン=オノレ・フラゴナールがこの絵を描いたのは1750年ごろ、まだ20歳前後の駆け出しの頃だった。のちに彼の名を決める『ぶらんこ』のような艶っぽい場面より、ずっと前のことである。庭園を舞台に、若い男女が目隠し鬼に興じている。目を布で覆われた娘が両手を差し伸べ、木立の間を手探りで進む。子どもの遊びを借りて、フラゴナールは恋の駆け引きをそっと描いた。この絵にはもう一枚の対がある。シーソーで戯れる恋人たちを描いた作品で、いまはマドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館にあり、二枚は長らく離ればなれになっている。




