
Jean-Honoré Fragonard · PD
かんぬき
作品情報
ストーリー
ジャン=オノレ・フラゴナールが1770年代の終わりに描いた《かんぬき》です。うす暗い寝室で、男が片手を高く伸ばし、扉のかんぬきを掛けようとしています。もう一方の腕には女性を抱き寄せ、女性は身をよじって、抵抗するようにも、身をあずけるようにも見えます。乱れた真っ赤なカーテンと寝台が、画面の大半を占めています。手前のテーブルには一つのりんご。楽園の誘惑を思わせる小道具です。軽やかで華やかなロココ絵画で知られたフラゴナールが、より劇的で強い明暗へと向かっていった時期の作品です。




