
Berthe Morisot · PD
セーヌ川の船
作品情報
ストーリー
1879年4月、パリで印象派の第四回グループ展が開かれたとき、出品者の中にベルト・モリゾの名はなかった。娘のジュリーが生まれてから、まだ五か月しかたっていなかった。全部で八回開かれたグループ展のうち、彼女が参加しなかったのはこの回だけである。美術館はこの小さな川の風景を1879年か1880年の作としている。画面は細長い帯のようで、幅は高さのおよそ二倍。上の方を橋が暗い一本の線となって横切り、対岸には明るい色の家並みが続く。残りのほとんどは水面で、手前に係留された二艘の舟はどちらも画面の端で断ち切られ、その向こうに小さな白い帆が見える。作品はスイスのコレクター、ジェラール・コルブーのコレクションであるコルブー財団に属し、ケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館に永久寄託されている。




