
Gustave Courbet · PD
リンゴの花が咲く枝
作品情報
ストーリー
画面下の署名には「71」の数字が添えられ、もう一方の隅にはパリのサント=ペラジー監獄の名が記されている。1871年の秋、パリ・コミューンに加わった罪でクールベが収監されていた場所である。ところがオルセー美術館によれば、この絵が描かれたのは1872年で、日付はさかのぼって書き入れられたものだという。そのころ画家はもうサント=ペラジーにはいなかった。1871年の暮れにヌイイの診療所へ移され、1872年3月初めに釈放されている。茶色い土手の上に花咲くリンゴの枝が横たわり、赤みを帯びたつぼみのあいだに白い花が開く。そのためか、この作品は「桜の花」とも呼ばれてきた。1930年にはベルリンのクールベ展に出品され、1973年にパリの画商マックス・カガノヴィッチと妻ロジーがフランス国家に寄贈した。




