
兄と妹:チャールズ・サムナー・バードと妹イーディス・バード(ロバート・バス夫人)
作品情報
ストーリー
1907年、イーディス・バードは20歳ほど、兄のチャールズは23歳でした。バード家は製紙業で財を成し、ボストンの南のイースト・ウォルポールに、ポロ競技場や厩舎、乗馬での狩猟に使う野原まで備えた屋敷を構えていました。セシリア・ボーは二人をその暮らしにふさわしい乗馬服姿で描いています。兄は乗馬用の上着に乗馬ズボンとブーツ、妹は白い上着に暗い色のスカートで、手に鞭を持っています。描かれたのは、マサチューセッツ州の海辺の町グロスターにあったボーの夏のアトリエです。ボーは少し高い位置から二人を見下ろし、つややかな床と、筆を大きく走らせた薄暗い室内を背に二人の姿を浮かび上がらせました。屋外の暮らしを楽しむ二人には、どこか不思議な室内です。それから五年後、一家は政治のただ中にいました。1912年、父親はセオドア・ルーズベルトが新たに立ち上げた進歩党からマサチューセッツ州知事選に出馬し、同じ年にイーディスは、当時ニューハンプシャー州知事で、やはりルーズベルトを支持していたロバート・バスと結婚しています。絵は70年以上バード家にとどまり、1981年、チャールズの未亡人ジュリア・アップルトン・バードが美術館に寄贈しました。
