
Claude Monet, Camille, 1866. Wikimedia Commons. · PD
カミーユ
作品情報
ストーリー
1866年のはじめ、25歳のクロード・モネは、取り組んでいた大作をサロンに間に合わせられないと悟った。そこでわずか数日で別の一枚を仕上げる。恋人カミーユ・ドンシューを描いた全身像で、重たげな緑と黒のドレスをまとっている。等身大の全身肖像はもともと身分の高い人々のためのものだったが、ここではひとりの若い女性がその形式で立ち、しかも半ば背を向け、立ち去りぎわに一瞬振り返ったかのようだ。画面は大きく、高さは二メートルを超える。1866年のサロンでこの絵は注目され、称賛された。その中には、当時モネがまだ面識のなかった若きエミール・ゾラもいた。カミーユはのちにモネの妻となり、長年にわたって彼の最も大切なモデルであり続けた。




