
Élisabeth Louise Vigée Le Brun · PD
娘レティツィアと共にいるカロリーヌ・ミュラ
作品情報
ストーリー
エリザベト・ヴィジェ・ルブランは1789年、マリー・アントワネットの寵愛を受けた肖像画家として国を出た。12年の亡命を経てパリに戻り、1806年、ナポレオンから妹カロリーヌの肖像を注文される。王妃の画家に描かせること自体が、新しい一族の格を示す手だった。カロリーヌは当時25歳、前年にベルクとクレーヴの大公妃となっていて、娘レティツィアを伴って画面に収まっている。制作は難航した。画家の回想によれば、カロリーヌは髪型も装身具も流行に合わせて変え続け、そのたびに画面を削り直さねばならなかった。ヴィジェ・ルブランは「本物の王女たちを描いてきたが、あの方々は私を待たせなどしなかった」と言い放ったという。




