
Claude Monet, Champ d'avoine aux coquelicots, 1890. Wikimedia Commons. · PD
ヒナゲシの咲く燕麦畑
作品情報
ストーリー
1890年の夏、モネは七年間借りていたジヴェルニーの家をようやく買い取り、その夏の多くを新しい住まいの周りに広がる畑を描いて過ごした。この絵は、そうした畑を描いた五点の連作のひとつである。ヒナゲシは燕麦の上に散らした赤と橙の絵具の点にすぎず、一列の木立が大地を淡くかすんだ空から分けている。同じ年の秋、彼は《積みわら》の連作に取りかかり、同じ主題を時刻を変えて何度も描くことになる。ストラスブールの美術館がこの絵を収めたのは1948年、前年の火災で市の美術館が焼失したのちに受け取った保険金によってであった。




