
Francisco Goya · PD
狩猟服のカルロス3世
作品情報
ストーリー
1778年、ゴヤは宮殿にあったベラスケスの絵を何点かエッチングに写している。そのなかにフェリペ4世、弟のフェルナンド王子、幼いバルタサール・カルロス王子の狩装束の肖像があった。8年後、彼は同じ構えを存命の王にあてはめる。全身像、狩の身なり、腕に猟銃、背後は林。注文の経緯は記録がなく、最初にどこに掛かっていたかもわからない。新王宮でくだんのベラスケスの隣に並べられた可能性が指摘されている。カルロス3世が佩びているのは、カルロス3世勲章、聖ヤヌアリウス勲章、聖霊勲章の綬と、金羊毛騎士団の首飾りである。画布は1847年に王室コレクションから美術館へ移り、1889年の目録にはまだゴヤの模写として載っていた。この構図には出来の劣る複製がいくつも伝わっており、取り違えもそこから来ている。




