
Pierre-Auguste Renoir · PD
ガーンジー島の海辺の子供たち
作品情報
ストーリー
フィラデルフィアのバーンズ財団にあるこの海辺の絵は、ルノワールが生涯手放さなかった作品だ。1883年の秋、彼はイギリス海峡に浮かぶガーンジー島に一か月あまり滞在し、ムーラン・ユエ湾の岩場で水浴びをする人々を何枚も描いた。この一枚は、行楽客でにぎわう浜辺のなかでも水際で遊ぶ子どもたちに目を向けている。素早い筆づかいと大まかな風景から、アトリエで描かれた習作ではないかと考えられている。1919年に画家が亡くなると、絵は長男ピエールの相続分となった。1922年3月、パリに新しくできたバルバザンジュ画廊がアトリエの作品103点をまとめて買い取り、同じ年の7月、アメリカの収集家アルバート・バーンズがそこからこの絵を購入した。木枠には今も、画廊の在庫番号2432が赤いクレヨンで書き残されている。




