青い花瓶の花束

Jan Brueghel the Elder · PD

青い花瓶の花束


作品情報

制作年
1608
技法
油彩
種類
絵画
寸法
66 × 50.5 cm

ストーリー

この花束には、ひとつだけ沈んだ色の花があります。灰色と青とほとんど黒の大きなアイリスで、「喪のアイリス」と呼ばれる種類です。美術館によれば、絵に描かれることはめったにありませんでした。この植物がオスマン帝国からヨーロッパに入ったのは16世紀後半のこと。ヤン・ブリューゲルがこの板絵を描いた1608年ごろには、収集家が珍重する品でした。彼はこれを明るいチューリップやアイリスの下に置き、暗い花びらを際立たせています。美術館はもうひとつ、花束の組み立て方の小さな変化にも注目しています。ここで初めて、大きなバラが茎に横切られ、別の花の陰に一部隠れているのです。同じ展示室にある、それ以前の《木の器の花束》では、花はもっと一輪ずつ分かれて並んでいます。

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