十字架を担うキリスト

十字架を担うキリスト


作品情報

制作年
1512
技法
油彩
寸法
58 × 67 cm

ストーリー

茨の冠をかぶり、首に縄を結ばれたキリストが、こちらへ顔を向けています。キレネのシモンが十字架の重みを支え、その反対側には赤い帽子の刑吏が不遜な顔つきで立っています。美術館は、この刑吏の顔立ちに北方絵画の影響を見ており、アンドレア・ソラーリオがフランス滞在中に触れたものと考えています。板の裏には、ソラーリオが1511年に描いたというラテン語の銘があります。ところが画家はふだん別の決まり文句で署名しており、この銘を本人のものと認めない研究者も少なくありません。銘の年代を受け入れる人は、フランスから戻って間もない1510年から1514年ごろの作とします。一方、最晩年の作品とみる人もいて、その根拠はパヴィアの修道院チェルトーザに未完のまま残された「聖母被昇天」の使徒たちとの近さです。かつてはフランドルの模写と見なされたこともありました。現在この板絵はボルゲーゼ美術館の収蔵庫に保管されています。

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