
緑色のクッションの聖母
作品情報
ストーリー
1617年、ルイ13世は実の母マリー・ド・メディシスを宮廷から遠ざけ、母后は二年間ブロワで蟄居の日々を送った。その地で彼女が町のフランシスコ会修道士たちから手に入れたのが、この板絵である。代わりに修道院は、聖堂の工事にあてる資金と、当時16歳か17歳の若者ジャン・モニエが描いた模写を受け取った。原画はその後マザラン枢機卿の手に渡り、次いでパリに住むサヴォイア家の公子のもとへ移り、1742年にルイ15世が買い上げた。19世紀のルーヴルはこの絵をサロン・カレに掛け、一時は「モナ・リザ」と対になる位置に並べた。いまはふたたびグランド・ギャラリーにある。乳を飲む幼子はふっくらとした緑のクッションに身を横たえ、その下の赤い石の欄干には、ソラーリオがラテン語で署名を残している。




