
神殿から商人を追い払うキリスト
作品情報
ストーリー
ヨハネによる福音書は、イエスが縄で鞭を作り、羊や牛を神殿から追い出し、両替人の台をひっくり返し、鳩を売る者たちに鳩を持ち去るよう命じたと伝える。ヤーコプ・ヨルダーンスはそのすべてを一瞬に詰めこんだ。赤いマントのキリストが鞭を振り上げ、その後ろに牛が押し寄せ、男が台ごと仰向けに倒れ、鳩が飛び立つ。物売りの女たち、幼子、ロバ、犬、鶏の籠までが騒ぎに巻きこまれ、その上には柱頭に天使の顔を刻んだ柱がそびえる。高さ三メートル近く、幅四メートルを超える画布で、1645年から1650年ごろアントワープで描かれた。1751年、画家シャルル・ナトワールがこれをルイ15世に売った。ナトワールがローマのフランス・アカデミーの院長として旅立ったのと同じ年である。




