
El Greco and workshop · PD
救世主キリスト
作品情報
ストーリー
晩年、トレドでエル・グレコと工房は、スペインで apostolado と呼ばれる連作を手がけた。キリストと十二使徒をそれぞれ半身像で描き、横一列に掛けるためのものだ。これはその列を率いるキリストである。正面を向き、右手を挙げて祝福し、左手を透明なガラスの球にのせる。全世界の救い主であることを示す印だ。こうした連作をエル・グレコはすでにトレド大聖堂のために描いており、その形式をグアダラハラ県の教会向けにもう一度用いた。色は晩年のもので、冷たい青と、内側から灯ったような深い赤が響き合い、人体は彼だけの引き延ばし方で伸びている。球はほとんど透きとおり、その向こうに指が透けて見える。




