
クリオ、エウテルペ、タリア
作品情報
ストーリー
九人のムーサを小さな一室に収めるため、ル・シュウールは彼女たちを五枚の板絵に振り分けました。三姉妹ずつを描いた板絵が二枚、テルプシコラ、ウラニア、カリオペはそれぞれ一枚ずつです。天井には、父アポロンに太陽の馬車を御させてほしいとせがむファエトンが描かれ、ムーサたちは壁沿いに座って、自分たちを率いる神を見上げる形になっていました。
この一枚に集められたのは歴史、音楽、喜劇です。クリオは名声のラッパと書物を持ち、エウテルペは笛を、喜劇のムーサであるタリアは仮面を手にしています。三人は互いに語り合っていて、見る者には目を向けません。部屋そのものはとうに解体されました。当時の姿をいちばんよく伝えるのは、1740年に出版されたベルナール・ピカールの版画で、どの絵も壁の羽目板の元の位置に収まっています。



