
Pierre-Auguste Renoir · PD
ココ(クロード・ルノワール)
作品情報
ストーリー
幼いころのルノワールの息子たちは髪を長く伸ばしていて、多くの絵にその姿で登場します。ところがここでは巻き毛がありません。末っ子のクロード、家ではココと呼ばれた少年は九歳で、ボストン美術館の解説によれば、小学生らしい短くくしゃくしゃの髪に、学校で決められた半ズボンをはいています。ルノワールは69歳。晩年に授かったこの子の成長を、最晩年特有のふっくらとした薔薇色の画風で記録していきました。この絵は売られませんでした。左下の署名はスタンプで、1919年に画家が亡くなったあと遺産管理側が押したものです。1931年にはアトリエに残された作品の図録に載り、1934年にはパリで最後の十年間の作品展に出品されました。翌年、ボストンのコレクター、キャサリン・パトナムがニューヨークの画廊から購入し、1973年に美術館へ寄贈しています。




