線と色のコンポジション:III

Piet Mondrian · PD

線と色のコンポジション:III


作品情報

制作年
1937
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
80 × 77 cm

ストーリー

デン・ハーグ美術館が世界最大と称するモンドリアン・コレクションの中で、この絵は1967年に加わった一点だ。ロンドンの画商から、オランダの美術館の購入を支援するレンブラント協会の助けを借りて買い入れられた。描かれたのは1937年のパリ。画面の大半は白地に走る黒い線で、右端に向かうほど線が密になり、二本並んだ線の間には細い白い帯が残る。色はただ一つ、右下の小さな青い長方形だけで、美術館はこれを画面全体の動きをつなぎとめる錨のような存在だと説明している。白にも厚みがある。以前のモンドリアンは白い面をごくわずかな色味で描き分けていたが、ここでは明るい白を何層も重ね、筆の向きを変えながら塗っている。同じ1937年の7月、ナチスはミュンヘンで「退廃芸術展」を開き、モンドリアンの作品も嘲笑の対象として並べられた。翌1938年、パリにいることにますます不安を覚えた彼はロンドンへ移った。

アプリには数千の物語。