
浮き彫りのある合奏
作品情報
ストーリー
音楽家たちが囲む石の台には古代の浮彫が刻まれているが、これは実在する作品を写したものだ。ヴァランタン・ド・ブーローニュがローマでこの絵を描いたのは1624年から1626年頃で、枢機卿や貴族たちが発掘された彫刻で邸宅を飾っていた時代である。手本となったのは、ペレウスとテティスの結婚を表した古代のテラコッタで、ファルネーゼ家のコレクションにあったもの。その浮彫もいまはルーヴル美術館の古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門に収められている。台のまわりではヴァイオリン弾き、ギターを抱えた女性、リュート奏者が演奏し、少年が開いた本のそばで頬杖をつき、手前では甲冑姿の兵士がわらで包んだ瓶から酒を注ぐ。この絵はかつてマザラン枢機卿が所有し、1742年にルイ15世のために購入された。




