戦争の惨禍

Peter Paul Rubens · PD

戦争の惨禍


作品情報

制作年
1637
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
206 × 305 cm

ストーリー

三十年戦争がヨーロッパを二十年近く荒らしていた1638年、老いたルーベンスは友人で画家のスステルマンスに宛てて手紙を書き、この絵の意味を一つずつ説明した。外交官として各国の宮廷を渡り歩いた画家ならではの、平和への願いがこもる。中央で剣を抜いて突進するのは軍神マルス。恋人ウェヌスがすがって引き止めようとするが、松明を掲げる復讐の女神に引きずられていく。足元には竪琴を折られた女がいて、戦争と相いれない調和を表すのだという。そして左端で黒い衣をまとい、装身具を奪われて嘆く女は、長い戦乱に痛めつけられたヨーロッパそのものだと、ルーベンス自身が書き残している。

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