
Grant Wood · PD
革命の娘たち
作品情報
ストーリー
グラント・ウッドは、これが生涯で描いた唯一の風刺画だと言った。しかも意趣返しだった。数年前、彼はアイオワ州シーダーラピッズの戦没者記念碑のためにステンドグラスを下絵から手がけたが、アメリカ製のガラスでは不十分だと考え、ドイツで作らせた。地元のアメリカ革命の娘会は激怒した。ドイツはほんの十年ほど前の戦争の敵国だったからで、彼らは公然と彼を非難した。そこで1932年、彼はそのうちの三人を、いかにもお高くとまった様子で描き、一人は淡い青い模様の茶碗を手にしている。背後には愛国的な名場面《デラウェア川を渡るワシントン》を掛けたが、この絵はよりによってドイツで、ドイツ生まれの画家エマヌエル・ロイツェの手で描かれたものだった。



