
Caspar David Friedrich · PD
一日の連作:夕べ
作品情報
ストーリー
フリードリヒがこの《夕べ》を描いた1821年ごろ、ナポレオン戦争はすでに終わり、ザクセンのドレスデンにいた彼は、時の移ろいをくり返し画題にしていた。これは一日の時をたどる四点の連作の一枚で、朝、昼、午後、そして最後のこの夕べへと続く。一日の移り変わりの奥には、幼年から老年へと向かう人の一生が重ねられている。画面のほとんどを暗い緑と茶の松林が占め、その切れ間に小さな二つの人影が立ち、木々のむこうで赤と黄に燃える夕焼けを見つめている。光はゆっくりと引き、松林はしだいに黒い影へと沈んでいく。




