
三人の天使に支えられた死せるキリスト
作品情報
ストーリー
パルマはこの時期、天使に支えられた死せるキリストを一度ならず描いた。教会の壁のためではなく、個人の祈りのための小さな絵としてである。これもその一つで、1612年ごろのものだ。三人の天使がその亡骸の重みを受けとめ、暗く飾りのない地を背にこちらへ差し出す。そこには他に何もない。風景も、墓も、群衆もない。顔にはなお十字架の苦しみの張りが残る。すべては近く、静かにとどめられ、体はほとんど画面の表面まで引き寄せられて、その前でひとり祈る者には、ただそれだけが目に入る。同じ主題を彼はこの数年のうちに別の小品でも扱っており、その一つはいま、ウィーンにある。




