放蕩息子の帰還

放蕩息子の帰還


作品情報

制作年
1597
技法
油彩

ストーリー

これは小さな絵で、同じ美術館には物語のもう半分、放蕩に身を持ち崩して財産を使い果たす息子を描いた対の作品がある。ここでパルマが描くのは、その帰還である。若者はぼろをまとって膝をつき、両腕を胸の前で交差させ、老いた父はかがみ込んで彼をふたたび迎え入れる。左手からは三人の召使いが急いで駆け寄り、その恥辱を拭い去るものを運んでくる。真新しい衣、足のための履物、そして手にはめる指輪、いずれも下僕ではなく息子であることのしるしだ。パルマは場面から他のほとんどを削ぎ落とし、美しい女たちも並んだ食卓もない。父が息子へと身をかがめる、その一点と競うものが何もないようにするためだ。奥のロッジアの下では、家の者たちがもう歓迎の宴の支度を始めている。

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