
Peter Paul Rubens · PD
ディアナとカリスト
作品情報
ストーリー
晩年のルーベンスは大きな注文を引き受けた。スペイン王フェリペ4世がマドリード近郊に狩猟の館、トレ・デ・ラ・パラーダを建て、オウィディウスの『変身物語』の場面を数十点で飾ろうとしたのだ。老いたルーベンスはアントウェルペンでそれらを構想し、小さな油彩の下絵を描いた。大きな画面の多くは工房が仕上げた。狩りの館にふさわしく、主題も的確である。狩りの女神ディアナが、自分の従うニンフのカリストがユピテルの子を宿していることに気づく場面だ。仲間たちがカリストの衣をはぎ、その秘密をあらわにする一方、当のカリストはうなだれている。貞潔を誓ったディアナは彼女を一行から追い出す。そしてその後、オウィディウスによれば、カリストは雌熊の姿に変えられた。




