
John Singer Sargent · PD
ドロシー
作品情報
ストーリー
1900年のサージェントは、ロンドンでもっとも注文の多い肖像画家だった。仕事場はテムズ川に近いタイト街にあり、部屋には古い絹地や中国の屏風が積まれ、客のために蓄音機まで置かれていたという。この絵のモデルは、そこへ連れてこられた二歳の女の子である。ドロシー・ウィリアムソンは、サージェントの最初期のアメリカ人後援者の一人ジョージ・ミラー・ウィリアムソンの孫にあたる。じっとしていられない子どもが相手なので制作は短時間で進められ、その速さが白い服や背景のざっくりした筆の跡にそのまま残った。翌1901年、この肖像はニューヨークのアメリカ美術家協会の展覧会に出されている。




