
Didier Descouens · CC-BY-SA-4.0
ドラガン祭壇画
作品情報
ストーリー
この祭壇画は、その代金を払った人物の名で呼ばれている。ヴェネツィアの船主ジョルジョ・ドラガンが、1496年ごろチーマ・ダ・コネリアーノに注文し、サンタ・マリア・デッラ・カリタ聖堂にある一族の祭壇のために描かせたものだ。玉座の聖母子を聖人たちが囲み、描かれた迫持の下で静かに整い、チーマの名を知られたあの澄んだ均質な光に包まれている。面白いのは、その建物のその後である。ヴェネツィア共和国が倒れ、修道施設が再編されると、カリタの一画は市の美術学院と絵画館に姿を変えた。だからこの板絵は、周りのほとんどの作品と違い、ほとんど旅をしていない。描かれるべき場であった聖堂が今日のアカデミア美術館となり、壁の用途が変わっていくあいだ、祭壇画はそこに留まり続けた。




