
J. M. W. Turner · PD
J・ナッシュ氏の邸宅イースト・カウズ城、風上に向かうレガッタ
作品情報
ストーリー
ジョン・ナッシュは、ロンドンのリージェント・ストリートやブライトンのロイヤル・パビリオンを手がけた、ジョージ4世の時代を代表する建築家です。彼はワイト島のイースト・カウズに城のような自邸を構えていて、1827年の夏、そこへターナーを招きました。ちょうど沖合では、前の年に始まったばかりのロイヤル・ヨット・クラブの年次レガッタが開かれていました。ターナーは岸辺から、また沖に停泊した軍艦の上からレースを写生し、ナッシュはそれをもとに二点の油彩を注文します。どちらも1828年のロイヤル・アカデミー展に出品されました。この作品は、ヨットが風上に向かってジグザグに進む場面です。題名に自邸の名が入ったこの二点は、1835年にナッシュが亡くなった後、クリスティーズの競売にかけられ、別々の道をたどりました。




