
Attributed to Titian · PD
エッケ・ホモ
作品情報
ストーリー
この絵の下には別の絵がある。X線写真によれば、画布はもともと肖像画で、塗りつぶして使い回された。同じ写真が最初の構想も見せている。登場するのはキリストと横顔の刑吏の二人だけで、丸窓から差す光が通る対角線の上に置かれ、互いを見つめていた。完成した画面では窓に鉄格子が入り、刑吏は背を向け、視線の交わりは消えている。ヨハネ福音書の一節にもとづく主題で、プラドは制作年を1565年から1570年の間とし、作者欄には「ティツィアーノに帰属」と記す。出来には差があり、複数の手が入ったことを美術館自身が認めている。最も丁寧なのはキリストの身体で、肉の色の移り変わりが細やかである。




