人物習作

人物習作


作品情報

アーティスト
フィリッポ・リッピ
制作年
1464

ストーリー

これは絵画ではなく素描であり、それだけでもう珍しい。リッピの手になる紙上の作はごくわずかしか残っておらず、ここでは祭壇の前ではなく仕事机に向かう彼をとらえている。一人の男性像の習作で、なにより布の落ち方、体の上に集まっては折れる衣文の長く注意深いひだのために描かれた。晩年の1463年ごろの作で、いまは絵画の展示室ではなくウフィツィの素描室に収められている。こうした紙葉こそ、ルネサンスの工房が考える場であった。もう直せない板に定着させる前に、姿勢や布の落ち方を試す場である。

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