
Jan Brueghel the Elder · PD
鉢に生けた花
作品情報
ストーリー
こうした絵の作り方は、ブリューゲル自身の書簡からわかる。特定の花が咲く土地まで出かけ、種ごとに開花を待って描いたので、一朝で摘んできたように見える花束が、実際には一年かけて組み上げられている。テーブルに置かれた縁の波打つ陶製の鉢に、カーネーション、数種の薔薇、水仙、アネモネが入りきらないほど詰め込まれ、いくつかは天板にこぼれている。茎のあいだに生きものが置かれていて、それが全体に本当らしさを与えている。白いカーネーションにてんとう虫、左上の小枝に蝶、反対側では蜜を探す蜻蛉がいる。板絵は1615年の作である。テーブルのいちばん手前、鉢の外に、橙の花の小枝が置かれている。




