貝殻と昆虫のある花瓶の花

貝殻と昆虫のある花瓶の花


作品情報

制作年
1630
技法
油彩、板
寸法
47 × 36.8 cm

ストーリー

この花束は、現実には一度にそろうことがありません。バラ、チューリップ、カーネーション、ライラック、フリチラリア、キンギョソウ、そして頂のアイリスは、それぞれ咲く季節が違います。ファン・デル・アストは季節ごとに花を写生し、その習作を板の上で組み合わせました。いちばんの贅沢は、炎のような縞の入ったチューリップです。1630年ごろのネーデルラント連邦共和国では、珍しい球根は切り花にするなど考えられないほど高価で、数年後には投機が過熱し、1637年に暴落しました。花瓶のまわりには、博物学者の目で観察された小さな生き物がいます。アイリスにチョウ、石の台にコオロギ、宙にハチ、黄色い花にクモ。その脇には、東インド会社の船が運んできた南洋の貝殻が三つ置かれています。

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