
四聖人と福者:聖ロクス
作品情報
ストーリー
聖ロクスは古代の殉教者ではない。14世紀の人で、南フランス・モンペリエ出身の巡礼者である。イタリアを旅する途中で疫病の患者を看護し、やがて自らも罹って、独り森へ退いて死のうとした、と伝えられる。伝説では、一匹の猟犬が毎日パンを運び、彼はやがて快復したという。クリヴェッリは彼に巡礼の杖と外套を与え、衣の裾をまくって腿の高い位置にある疫病の腫れ物をあらわす姿に描く。銘よりもむしろこの仕草が、これが誰であるかを見る者に告げる。

聖ロクスは古代の殉教者ではない。14世紀の人で、南フランス・モンペリエ出身の巡礼者である。イタリアを旅する途中で疫病の患者を看護し、やがて自らも罹って、独り森へ退いて死のうとした、と伝えられる。伝説では、一匹の猟犬が毎日パンを運び、彼はやがて快復したという。クリヴェッリは彼に巡礼の杖と外套を与え、衣の裾をまくって腿の高い位置にある疫病の腫れ物をあらわす姿に描く。銘よりもむしろこの仕草が、これが誰であるかを見る者に告げる。