
Paul Cézanne · PD
果物と砂糖壺
作品情報
ストーリー
1899年9月、パリの画商アンブロワーズ・ヴォラールがこの小さな静物を歯科医ジョルジュ・ヴィオに売った。ヴィオは診療のかたわら印象派の大きなコレクションを築いた人である。11年後の1910年4月、絵はスイスの温泉町バーデンに移った。買い手は実業家シドニー・ブラウンで、夫妻が住んだ館ラングマットは今も美術館として残り、この一枚もそこに掛かっている。画面は24×33.5センチしかない。皿の上に林檎が4つ、その脇に小さな白粉入れ。セザンヌが描いたのは1877年ごろで、左端では別の林檎が画布の縁で断ち切られている。カタログ・レゾネはこの絵を、もっと大きな一枚から切り出された断片として扱っている。




