
Paul Cézanne · CC0
Garçon couché(休む少年)
作品情報
ストーリー
セザンヌが描いた人物といえば、戸外の裸婦か室内の肖像です。服を着た一人の若者が風景のなかに横たわる図は、その仕事のなかでは珍しく、しかもこの若者が誰なのかは今も分かっていません。カタログ・レゾネはモデルを特定できないものとして扱い、画家の息子が後年この絵の写真に「ジャス・ド・ブッファン、1895年」と書き入れたことを記録しています。ジャス・ド・ブッファンはエクス郊外の一家の地所で、1886年に父が亡くなったときセザンヌが相続し、それによって初めて金の心配から解放されました。制作年も定まっていません。カタログによって1880年代半ば、1887年頃、1890年頃と幅があります。ちょうどその頃、彼は地所で働く男たちをモデルに《カード遊びをする人々》に取りかかっています。この絵はパリの画商アンブロワーズ・ヴォラールの手を経て、アーマンド・ハマーのコレクションとともにロサンゼルスへ渡りました。




