ニオイアラセイトウ

Gustave Caillebotte · PD

ニオイアラセイトウ


作品情報

技法
油彩
種類
絵画

ストーリー

晩年のカイユボットは、名を上げるもとになったパリの街並みやボート漕ぎの場面をおおむね後にして、セーヌ川の対岸、アルジャントゥイユの下流にあるプティ・ジュヌヴィリエに居を移していた。そこで彼は、友人モネと同じように、画家であると同時に庭師でもあった。温室を建て、蘭をごくありふれた草花と並べて育て、それらを間近から描いた。この画の題となったニオイアラセイトウは、まさにそうした飾り気のない、早春に咲く庭の花で、花屋の豪華な花束とは縁遠い。作品に確かな制作年は与えられておらず、今も個人の手にある。カイユボットは1894年、わずか45歳で急逝し、庭とその花々は、彼が最後まで描き続けた題材のひとつだった。

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