
Claude Monet · PD
ジヴェルニーの積みわら、夕日
作品情報
ストーリー
1883年、モネはジヴェルニーの村に移り住み、1880年代の終わりごろには新しい住まいの周りの畑を描いていた。ここに見えるのは、刈り入れのあと畑に立てられた麦の積みわら、何か月も野ざらしのまま置かれた大きな山で、低くかたむいた夕日を浴びている。制作は1888年ごろ、同じ積みわらを主題とし、それを有名にした連作を手がける一、二年前のことだ。1890年から1891年にかけて、彼は移ろう光と天候のもとで何度もこの主題を描き直し、そのうち15点をパリでまとめて発表して高い評価を得ることになる。この早い時期の一枚には、彼を主題へと引き戻したものがすでにある。積みわらの素朴な形が最後の暖かな光を抱きとめ、まわりの地面は冷えていく。現在は東京近郊の埼玉県立近代美術館に収められ、これほど東へ渡ったモネの数少ない一枚となっている。




