ギターを持つアルルカン

ギターを持つアルルカン


作品情報

アーティスト
アンドレ・ドラン
制作年
1924
技法
油彩
寸法
190 × 97 cm

ストーリー

1920年代初めのパリでは、画家たちがイタリアの古い即興喜劇の登場人物をくり返し描いた。なかでも好まれたのが、色とりどりの菱形模様の衣装をまとったアルルカンである。この絵で衣装を着ているのは、ドランとピカソのもとで働いていたスペイン人画家ハシント・サルバド。本作の一年前、1923年に、ピカソも彼を同じ姿で描いている。ドランは彼を砂の帯の上に立たせ、背後に暗い海、その上に雲の浮かぶ淡い空を置いた。画面は高さ二メートル近い縦長のカンヴァスだ。両手はいまにも弾き始めそうにギターを握っているのに、片脚を上げた姿は踊り出す直前のようにも見え、顔は無表情のまま横へそらされている。美術館は、白い襟と白い靴下に当たった強い光が、人物の奇妙さをいっそう際立たせていると指摘する。サルバドは、対になる作品「アルルカンとピエロ」のモデルも務めた。

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