
Frederic Edwin Church · PD
アンデスの心臓
作品情報
ストーリー
1859年の春、ニューヨークの一室に人々が列をなしました。目当ては、フレデリック・チャーチが描いた一枚の巨大なアンデスの風景です。チャーチはドイツの博物学者フンボルトの著作に導かれ、二度にわたって南米エクアドルを旅していました。熱帯から高山の雪までを一つの画面に収めたこの絵を、彼は窓のような大きな額に納め、暗くした部屋でガス灯に照らして見せました。観客はオペラグラスで細部の草木をのぞき込んだといいます。入場は有料で、三週間で1万2千人が詰めかけました。チャーチが憧れたフンボルトは、その同じ年に世を去っています。




